KAGEROU
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銀魂 夢小説 『華、手折る頃 11』(高杉メイン) 2009/07/17(Fri) 01:13:42
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自分の部屋を出た私は、番頭に促され部屋へと向かう。

その足取りは、重いものの・・・やっと決心を固めたからだろうか。
少しだけ、ほんの少しだけ軽い気がした。






部屋の前に着くと


「まあ、もうすぐ来るだろうよ。部屋で三味でも弾いて待ってな。くれぐれも失礼のねぇようにな」

そう言うと下品な含み笑いで、私の肩を叩くと番頭は持ち場へと戻っていく。


その笑いに私は、見世に並んだときに格子の向こうから寄せられた男達の視線を思い出す・・・



『所詮、女は商品でしかない』のだと思い知ったあの日。

今から、逃げようとする私は・・・商品の中でも不良品というところだろうか。



そんなことを考えながらも、時間がないことを思い出し、廊下の左右を確認する。


そうして、誰もいないことを確かめると私は窓へ駆け寄り、下を覗き込んだ。
真下には、先ほど放り投げた小さな風呂敷包み。


「結構・・・高い」



私は、下を見ながらごくりと唾を飲み込む。

それもそのはず、此処は5階。楼でも上客のみが通される部屋。
そして・・・4階以上の部屋には格子がない。



辺りは闇に包まれて、いかがわしい電飾に彩られたネオン看板が騒がしく街を埋める。


もう、迷う気持ちはなかった。


少しでも望みがあるのなら・・・
あの人に、出会える可能性が少しでも残されているのなら、今はそれに賭けるしかない。



たとえ・・・それで、誰かを傷つけることになったとしても。




私は、所在を確かめるように・・・懐に忍ばせた果物用の小刀に手を当てる。

正直、遊女に手に入れられる刃物といえば、これくらいなものだ。
中には自殺しようとするものもいるから、包丁や合口、刀なんてとても手に入らなかった。


けれど、最悪の事態が訪れたときは・・・少しくらいは役に立ってくれるだろう。


これを使うような事態が訪れない事を祈ると深呼吸をした。



そして着物の裾を巻くりあげ帯に挟むと、窓の燦に手をかけ、ぐっと身を乗り出す。


生暖かい夜風が肌をなでる。
あまりの高さに・・・今の私には、その風ですらゾクりとする。

できるだけ、できるだけ下を見ないようにしながら、私は窓の外へと出た。



脚を踏み外したら、ただではすまない。逃げたことも含め、大事になる。



「ふぅー」

私は、一呼吸置くと階下の少しだけ突き出した屋根伝いに少しずつ移動する。

そして、やっと寝所の・・・奥の部屋の窓の下まで移動したとき、

隣の部屋からは明かりが漏れ、他の姉様と旦那の声がかすかに聞こえる。
まさか、私がこんなとこにいるとは思いもしないだろう。


そうしてあと少しで配管に手が届く、そのとき。


私の本来待つべき部屋の方で、番頭の声が聞こえた。





『そんなっ!もうっ!?』

予定より早いその訪問者。驚きのあまり、一瞬身体が凍りつく。


「では、ごゆっくり」

と番頭の声が聞こえると戸が開けられる音が聞こえた。


私は、気配をさとられぬよう、壁に張り付くようにしてじっと息を潜める。奥の部屋の真下にいる私。
今、この部屋の窓をあけられれば・・・嫌でも見つかってしまう。



『お願いっ、開けないでっ!』

そう願いながら、ぎゅっと目をつぶる。見つかる恐怖に・・・
壁に張り付いた手がかすかに震え、背中をつうっと冷たい汗が流れた。


するとそのとき、ガラッという音ともに勢い良く・・・私の真上の窓が開かれた。




「ゥアッ!」


あまりのことに驚いた私は、思わず声が漏れる。
その声を抑えようとして口に手を当てようとした、その瞬間。



元々狭い足元、着慣れぬ重たい着物にバランスをくずし、脚を踏み外した。



「ヒッ」

という短い悲鳴と共に『落ちるっ!!!』そう思った瞬間。





突然、肩が抜けるような・・・激しい痛みに襲われる。


予想した、地面に叩きつけられるそれとは違う痛みに。
恐る恐る・・・ぎゅっと瞑った目をあけ上を見る。


と、目に入ったのは・・・白い包帯と艶のある黒髪。

そして、射るようなその目。







「たっ、高杉さん!?」



「ずいぶんなじゃじゃ馬姫が隠れてたもんだ」

そう言いながら、ニヤリとすると私を引き上げる。



引き上げられた私は・・・あまりのことにその場にペタリと座り込んだ。




足がカタカタと震えて止まらない。

今頃になって、先ほどの恐怖に・・・脚が震えて立てなかった。

そんな私の様子に高杉さんは軽くため息を一つつくと、
キセルを取り出そうとするも、何かを思い出したように軽く舌打をし


「馬鹿が。どこに行くつもりだった?そんな格好じゃすぐに見つかるのがオチだろうが」






「・・・わかって ま す」



「けど・・・嫌だったから。他の人に抱かれるなんて絶対嫌だったからっ!!だから・・・」


そう言いながらも、両目からは涙が次々にあふれ頬を伝う。

「高杉さん・・・明日の祭が終わったら江戸に・・・江戸に行っちゃうから・・・」



「迷惑だなんてわかってます・・・だけど、この街から出れば・・・いつか逢えるかもしれないでしょう?」



そう言うと私は、着物をギュと握り締めた。


追いかけたところでどこにいるかも知らない、ましてや江戸になど行ったことは無い。
だけど、この街から逃げられたなら・・・いつか、いつか出逢えるかもしれないのだ。

例え、それが迷惑な事だとしても。

自分の気持ちを殺して、この街で他の男に抱かれ続けるくらいなら・・・。




すると、頭上から


「葵、お前は・・・そんなに俺のことが好きか?」




高杉さんのその言葉に・・・私は俯きながらコクリとうなずいた。


その瞬間、体がふわりと浮く。


そうして抱きかかえられたかと思うと、そのまま布団の上に投げられた。


「っ!?」


突然の事に驚く私におかまいなく・・・そのまま私の上にのしかかると、膝で私の脚を開く。


その行為に私が真っ赤になりながら

「ちょっ、あのっ!!」

と反抗の言葉を口にすると、反抗は許さないとばかりに口を手でふさぎ、私の耳元に顔を寄せる

「相変わらず、色気のねぇ・・・まあ、お前らしいがな。」


そう・・・低く囁くといつものようにククッと笑った。

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少し短いですが、キリのいいところで区切りたかったのでアップしてみました^^;

続きは、また近々アップ致します!次こそは、ドSなエロ杉様で攻めまくりにしたい・・・

けど、上手く書ければいいんですが^^;

コメント頂き、ありがとうございます!!めちゃ、めちゃ励まされてます♪

にもかかわらず・・・先に記事をアップしちゃってすいません!
明日には、コメント返し致します!!
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テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学

コメント
Re: タイトルなし
ウメ様、いつもありがとうございます♪

続き・・・気になりますかっ!^^
そう言っていただけるとめちゃ嬉しいです♪

頑張りますね!
2009/07/21(火) 18:48:15 | URL | plum #-[ 編集 ]
Re: たのしみです。。
モカ様、コメントありがとうございます♪

続きが、早く更新できるよう頑張りますね^^

また、遊びにいらしてください^^
2009/07/21(火) 18:47:00 | URL | plum #-[ 編集 ]
Re: タイトルなし
なな様、いつもありがとうございます♪

やっとこ来てくれた高杉様、ご乱心中です・・・(*≧m≦*)

いや、私がご乱心・・・?直接的じゃない、エロを目指し書いては書き直し・・・を繰り返してますT_T

でも、本当次回もお楽しみ頂けるようなお話にできるようがんばりますね^^
応援、いつも本当にありがとうございます♪
2009/07/21(火) 18:45:46 | URL | plum #-[ 編集 ]
Re: これだけでも・・・
nozomi様、いつもありがとうございます^^

次回からは・・・エロ杉様で攻めまくり・・・(*≧m≦*)

になればいいのですが、なんせ恥ずかしくて書いては書き直してますぅ・・・orz
2009/07/21(火) 18:42:37 | URL | plum #-[ 編集 ]
エロ杉様、すてきe-265

続きが気になります・・・(´ー`)
2009/07/18(土) 14:14:39 | URL | ウメ #-[ 編集 ]
たのしみです。。
はやく続きがよみたいです。。
がんばって、ください~v-238
2009/07/18(土) 11:58:23 | URL | モカ #bxXG0pwM[ 編集 ]
あ~!もう!
ほんとplumさん話の見せ方
うますぎですよ~ヽ(*´▽`)/
ドキドキして
高杉早く来てェェェッ!!と
心の中で叫んでしまいました(^^;

続き楽しみすぎる~★
2009/07/18(土) 00:10:10 | URL | なな◇◆ #-[ 編集 ]
これだけでも・・・
十分エロ杉さんですv-343

次、葵チャンがどうなってしまうのか・・・?
ドキドキワクワクですv-344
2009/07/17(金) 23:22:50 | URL | nozomi #0p.X0ixo[ 編集 ]
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