KAGEROU
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銀魂 夢小説 記憶3 2009/03/18(Wed) 11:47:52
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銀ちゃん達の子供時代のお話です。


自分の想像力と文章力のなさに、まあびっくり・・・汗



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ヅラに担がれながら、俺は昔を思い出していた






攘夷戦争真っ只中。


いたるところで、天人による襲撃があり、大勢が死んだ。若者も年寄りも子供も。




当然、親が戦死し、孤児になるものも大勢て、俺もその一人だった。


物心ついたときには寺子屋にいた。






「近々、天人の襲撃があるらしい」ある日の寺子屋で、そんな噂が流れていた。



授業が終わり、いつも通り寝ていた俺はあくびをしながら目を開けると
高杉と桂が目の前にいた。




「天人の襲撃が近くであるらしい、見に行くか?」



高杉と桂、そして俺。性格は全く違うが、剣や喧嘩は好きだった。
寺子屋の中でも飛びぬけて強かった俺達が見に行かないわけがない。




「いく。」



俺は、即答で答えた。





夜、俺達は町外れにある見晴らしのいい丘に身を潜めていた。



大人たちに見つかれば、大目玉は間違いない。
特に松陽先生は普段は温厚だが、こういうことにはうるさい。




「ホントに来んのかねえ・・・つうかこの体勢、腰痛てぇー。」




「さあな、噂は噂だろ」


高杉、こいつはホントにつまんねぇ奴だ。


何年も一緒だが、楽しそうに笑ったところなんて見たことがない。




「銀時も高杉も、静かにしろ。お前達は緊張感が無さずぎる・・・」
桂がブツブツ言いながら、辺りを気にしていたそのとき。



爆音と共に町に火の手が上がった


空を見上げると雲間から天人の船が何隻も姿を現し、得体の知れない輩が街へ降下していく



小高い丘にいるにもかかわらず、風にのって漂う火薬と煙の匂いが鼻をかすめる



「行くか?」そんな声をかける前に、3人とも立ち上がり走り始めていた。



腰に差した慣れない真剣がやけに重たく感じる。
普段は木刀だが、用心の為にと高杉が盗み出していた。



俺だけは、顔も覚えていない親の形見だという真剣を腰に差す。





ようやく、町でも一際大きな火の手の上がる屋敷に近づいた。



辺りからは、逃げ惑う人の叫び声が聞こえ、屋敷から燃え上がる火の粉が空を赤く染める。




明らかに俺達は今までで一番、戦に近いところにいる・・・
その事実が俺達の緊張感を高め、真剣を握る手に自然と力が入る。



俺達は普段より早く打つ鼓動を抑えながら、路地の影に身を潜めていた。




ズズッ、ズズッ。




何かを引きづるような音が裏側から聞こえる。その音は徐々に近づいてきていた。
俺達が真剣を抜こうと柄を握り締めた、そのとき。



音が聞こえていた屋敷の路地から、全身血まみれの男と俺達と同じくらいの女の子がよろよろと出てきた。



男は女の子をかばうようにして、俺達の前で崩れ落ちた。



とっさに俺と桂で支えたが、


「この子だけでも、どうか、どうか・・・」といいながら言いながら男は息絶えた。




「おい、お前・・・っ」



俺は一緒に倒れこんだ女の子に話しかけたが、その女の子もまた背中からドロリとした血を流していた。



意識を失っているのか、返事はなく、頬には泣いた後が見てとれる。


俺はこんな時にもかかわらず、一瞬、その整った顔立ちと赤い髪に目を奪われた。






「おい、銀時!後!」


高杉の声で後を振り返ると、1匹の天人が路地からあらわれた



『こんなところに逃げていやがったのか、おっと餌が増えてやがる。子供は、特に女の子供はやわらかくて美味いんだ』



そう言いながら、奴は飛んだ。


人ではあり得ない跳躍力とスピードで文字通り飛び掛ってきた。




女の子を支えていた俺の動作は一瞬遅れ、『やべぇ』 そう思ったその時、



「銀時、てめえ気抜いてんじゃねーぞ!!馬鹿が!」


刀を抜いた高杉と桂が俺達の前にいた。




天人は相当力が強いのだろう、攻撃をかろうじて食い止めながらも高杉と桂の顔が苦痛に歪む。


気を抜けばやられる・・・ 高杉も桂も初めて味わう緊張感を肌で感じとっていた。




すると天人は獣じみた舌なめずりをしながら、高杉と桂を跳ね返し、こう言い放った。



『他のやつもそいつの前で喰った。そいつはお前らの前で喰ってやろう』と。



その言葉の意味を理解するのはたやすい。
天人の中には、人間を食うやつがいる。親や兄弟を目の前で食われた奴もいる。





俺は、膨れ上がる怒りで目の前が暗くなる。
それは、息をすることも忘れるほどの、体中を支配するような圧倒的な感情だった。




そして天人は、名も知らぬ女の子に、俺の方に飛び掛ってきた。





迷う暇はない、この一瞬が長く感じる。敵を斬る。斬りたい・・・キリタイ・・・




俺は誰よりも早く


「邪魔すんなあああああっ!こいつはぁぁ、俺が斬るっ」そう言い放ち斬りかかった。



こいつだけは俺が斬る、その感情だけが身体を駆け巡る。




『グアウァッ』 ズズッ・・・ズサッ、ドサッ。



俺が刀を鞘に収めた瞬間、天人の身体は月明かりの元に2つの影を落とした。


初めて、自分の手で天人を斬り殺した。




振り返ると高杉と桂が突っ立っているのが見えた。



「高杉、ヅラー、何ボーっとしてんだ。逃げんぞ!」



先ほど、体中を支配していた怒りはもう消えていた。






「この子どうする?」と高杉が聞く。
助からないなら置いて行った方がいいだろう。とでも言いたいのか・・・



「どうすると言っても、おいていくわけには行かないだろう」と桂は言い


「松陽先生に怒られるな・・・」とつぶやいた





俺は、意識を失ったままの女の子を背に担ぎ、2人と共に足早にこの場を後にした。



背負った女の子の体温がまだ暖かい事だけが救いだった。




「死ぬんじゃねーぞ、俺が助けてやるから」



俺は語りかけながら月明かりが照らす道を寺子屋まで走り続けた。





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