KAGEROU
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銀魂 夢小説 記憶5 2009/03/23(Mon) 21:01:19
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えーい!明日更新できんかもしれんので載せちゃえ!!

寺子屋時代のお話です。

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「あの・・・」


目が覚めた私は、銀髪の男の子に覗き込まれていた。


「俺、銀時。お前、名前は?」


「や、弥生です」


「そっか、弥生かぁ。んじゃ、先生よんでくっから、じっとしてろよ?動くんじゃねーぞ」


そう言った男の子は足早に部屋を出て行った。




「痛っ・・・」
背中を激しい痛みが襲う


そうだ、あの時天人に襲われて・・・夢なんかじゃなかった

みんな死んだ




痛みが私を現実へ引き戻す。

父上も母上も、道場のみんなも、優しかった兄上も。みんな死んだ。

私は呆然とした。なんで私だけ助かってしまったんだろう。




なんで、なんで私だけ生きてる?





優しく肩に手を添えられて初めて、先生と呼ばれる人がそばにいることに気がついた


驚いた私が顔を上げると、長い髪のその人は優しく微笑みながら
「大丈夫ですか?傷は痛むとおもいますが、しばらくすればよくなりますよ。辛かったですね。」

そういいながら、私の頭をなでてくれた。



その瞬間、堰を切ったように涙が溢れ出す。

自分だけが助かったことへの申し訳なさ、父上や母上を守れなかった悔しさ
戦って死んでいったみんな



いろんなことが頭の中で入り混じって、ぐちゃぐちゃだった。



そして、自分が助かったことに対する喜びを少しでも感じたことに吐き気がした。



私は時間がわからない程、声を上げて泣き続けた


その間、先生はずっと、ずっと私の頭をなで続けてくれた。


どれほど時間が経っただろうか、ようやく私が泣き止んだ頃



「お前達、入ってきなさい」

と先生に呼ばれて3人の男の子が入ってきた。


一人は、先ほど銀時と名乗った子だった。もう一人は髪が長く後で束ねた綺麗な子、
そしてもう一人はつまらなそうに横を向いていた。



「銀時は先ほど、会ったから知っているかな?この子は桂小太郎、この子は高杉晋助。君を運んできたんだよ。ほら、お前達挨拶は?」



そう言われた3人は『どーも・・・』と仕方なしっといった感じで挨拶をしてくれた。


「あの、ありがとう・・・」


これが、私達の出会いだった。


それから毎日、3人は交代で私の様子を見に来てくれた。


3人が3人とも『先生に言われたから・・・』そう言っていたけれど、それでも私は嬉しかった。

一人っきりになった今、誰かがそばにいてくれる


それだけで救われる気がした。




私の傷は深かったものの、回復は思ったより早かった。



あの日から2週間ほど経ったある日のこと。

「背中に傷跡は残ってしまいましたが、もう大丈夫でしょう」


そう言っていつものように私の診療をしてくれた先生へ、私は頭を下げた。


「先生、お願いします!私をここにおいてください!」

私には、もう行くところなどない。身寄りも知り合いも、みな死んでしまった・・・



突然の要求に先生は驚いていたが、クスクスッと口元を押さえて笑い出した。


「きっと、そう言うだろうと思ってましたよ。仕方がないですね。ただし、ここに女の子はいません。女の子だからといって特別扱いはしませんよ。それでもいいですか」


「はいっ!」


実は私より先に、あの3人が先生に私を置いてくれるよう頭を下げていてくれたなんて思いもしなかった。

その日から私は、寺子屋に身を寄せることとなった。









寺子屋に身を寄せてから3年、私は16才になっていた。

「銀ちゃんっ!剣の相手してっ!」


私の祖父は剣豪として攘夷戦争の始めに戦った侍だった。


そんな祖父の血が色濃くでていた私は剣術には長けており、寺子屋の中でもまともに戦えるのは銀ちゃんと小太郎ちゃん、晋ちゃん位。


3年前に負った傷も戦ったときのもの。だけど、結局大切な人を誰も守れなかった・・・




「ハアア?ヅラか高杉に頼めよ?銀さんは疲れてんだよ?」

ゴロゴロしながら、くるっと私に背を向けるとまた雑誌をめくり出した。



「雑誌読みたいだけしょっ!銀ちゃんなんで最近、全然相手にしてくれないの?小太郎ちゃんは勉強中だし、晋ちゃんは先生と一緒に出かけてるから銀ちゃんしかいないのっ!」



銀ちゃんしかいないんじゃない・・・銀ちゃんじゃないと嫌なんだ。



銀ちゃんは私達4人の中でも一番強い。
私は、どうしても一度真剣に銀ちゃんと戦いたかった。いつもなら、小太郎ちゃんにとめられるか、晋ちゃんが邪魔しに来る。


それに、最近全く相手にしてもらえないのも面白くない。



だけど、今日は珍しく2人ともいない。銀ちゃんと真剣勝負するチャンスは今しかない。


「逃げないで、私とちゃんと勝負して!」



はああっ と銀ちゃんの大きなため息が聞こえた

「分かったよ、そんな怖い顔すんなよ。余計可愛くなくなる・・・イタタタ!」



「可愛くなくて悪かったわねーー!!ご近所じゃ、そりゃーもう可愛くなったって評判なんだからね!」


私は、銀ちゃんのほっぺを思いっきりつねる


「私だって人並みにかわいい着物きたり、簪さしたりしたいわよ。でも、でも強くなりたいんだからしょうがないじゃない!」

最近、全く相手にしてくれないことが悔しくて、目の前が霞んだ。



そう、私は強くならなきゃならない。もっと強く、今よりずっと強く。
もう、何も失いたくない。守りたいものがある。




「・・・・。はいはい、わかったわかった。じゃあ、こうしよーや。弥生が勝ったら、銀さんが1日なーんでも言うこと聞いてやるよ。」



「勝負、してくれるの?」



「いいぜ、その代わり俺が勝ったら弥生は何してくれる?」


銀ちゃんの言葉に思わず、黙り込む。そんなこと考えたこともなかった。


「・・・・何もしない。」



「はああっ!?そんなんじゃ、賭けになんねーだろ!」


「・・・・じゃあ、山田屋のイチゴ飴おごる・・・」




  いつからだろう、何故か銀ちゃんはイチゴに関するものが好きみたいだった。
  飴も、ケーキも、そういえばイチゴ牛乳も飲んでるし。


  『いちご好きなの?』いつだったか、そう聞いたことがある。


  『すげー、好き。まあ、でも俺だけじゃねーと思うけど』そんなこと言ってたなあ。






「1年分?」銀ちゃんの目がキラキラしてる。駄目だ。本当に1年分要求してる・・・

「ええええっ!だって1年分って!?一体、幾らかかると思ってんの!?」



「じゃあ、しねぇ!。ヅラか高杉に相手してもらえよ」

プイッと横を向いた銀ちゃんはまるで駄々っ子で



「わかった、1年分奢ります・・・奢ればいいんでしょ・・・」



「よし、じゃあ決まりだ。先に言っとくが、手は抜かねぇ。だから弥生も絶対手ぇ抜くんじゃねーぞ。」


銀ちゃんの目が真剣なものに変わる、その目を見れば決して手を抜いてはいけないことがわかる
手を抜けば、怪我だけではすまないかもしれない・・・お互いに。



「わかった・・・」



銀ちゃんは俺について来いとばかりに、何も言わず歩き出した。
私は慌てて銀ちゃんの後を追った。

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