KAGEROU
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銀魂 夢小説 『華、手折る頃 3』(高杉メイン) 2009/05/12(Tue) 12:32:35
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なんだか、前の風邪が残ってて、せきが出すぎて内臓が飛び出しそうです。

マジでのどが痛い。さっき、血みたいなん出てた・・・ヒィイorz


しょっぱなから、グロイ始まりになってしまいがっかりですね、アハハハ(´□`。)



1話・2話を読んでから読んでね♪


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




先ほどの口付けの余韻で、ぼうっとする私を現実に引き戻したのは高杉さんの言葉・・・




『やればできるじゃねぇか』




自分から口付けた事を思い知らされた私は、高杉さんの上からあわてて飛びのく。


慌てすぎて勢い余った私は、隣の部屋まで後ずさりした。



そんな私を見た高杉さんは、顔に手を当て、笑いをこらえるようにしながら


「クククッ、今日のところはこれで許してやる」

そう言いながらも、ゆらりと立ち上がると、こちらに歩き出したものだから・・・


私は、また何かされるんじゃないかとビクついてしまう。



すると、そんな私を気に留める様子もなく窓の方へと向かった。

そんな様子に・・・私はなんだか拍子抜けしてしまう。



強引かと思えば、まるで私など存在しないように扱われる。


『一体・・・なんなのよ』




私がそんな事を考えているとガラッという音が聞こえた。


見れば、窓の燦に腰をかけながら・・・いつの間にか手には煙管。
タバコをこんな風に吸う人は、今時珍しい。


高杉さんが燻らせた紫雲の煙が、暗闇に溶けて消える・・・




その姿が・・・まるで一つの絵を見ているようで、私は思わず見とれてしまう。


そんな時、高杉さんが不意にこちら向いた。





穴が開くんじゃないかと思うほど・・・高杉さんのことを見つめていた私は、突然目が合ってしまったことに慌てふためく。


「あっ、あのっ!なっ、なにか?」


飛び出した声は自分でも驚くほど上ずっている。そんな私の様子を見て、一瞬怪訝な顔をするも


「お前、三味線は弾けるのか?」


そう聞かれ、自分本来の仕事を思い出す。




「はっ、はいっ!大丈夫ですっ!!」


私は幼い頃から、花魁候補として徹底的に三味線や茶道に和歌など様々な芸事を仕込まれてきた。


今では、この花街でも指折りの弾き手として知られている。

まあ、それもこれも全て芸事を仕込んでくれた吉野太夫のおかげなのだけれど・・・




私は、部屋の隅においてある三味線を手に取り、弾き始める。



ふと、高杉さんに目をやれば、目を閉じて聞いてくれている。

高杉さんに聞いてもらっていると思うと、それだけで私は嬉しくて・・・



すると、高杉さんが

「余所見してんじゃねぇ、集中しろ」


と口を開いた。私は、慌てて三味線に意識を集中するも


『・・・。目閉じてるのに・・・何でわかったんだろ』


と思わずにはいられなかった。




私がひとしきり、弾き終わると高杉さんから


「お前、いつからここにいる?まさか、ここで生まれたわけじゃあるめぇ」


突然、そう質問された。




ほんの少しでも・・・私に興味を持ってくれたのかと思うと嬉しい。

けれど、この質問に、私は答えようがなかった。



「・・・わかりません。」



「・・・・」


そう答えるしかなかった。本当に私は・・・自分の生い立ちを全くといって良いほど知らなかった。
両親のことも、兄弟がいるのどうかも。どこの出身で、なぜここにくることになってしまったのかも。



「物心がついた頃には・・・ここにいました。多分、5歳位の頃だと思いますけど・・・私、それ以前の記憶が全く無いんです。それからは、吉野太夫にずっと面倒見てもらってて・・・」



だから、太夫は・・・お母さんであり、お姉さんであり、私の唯一の家族のような存在だった。




私の答えがつまらなかったのだろうか、高杉さんは


「そうか・・・今日はもう下がっていい。代わりに吉野を呼べ」

そう言うと、もう私の方を見ることはなかった。





高杉さんのそんな様子に


「・・・は い」



私はポツリと返事をすると部屋を出ようとふすまに手をかけた、そのとき




「葵」




「っ!?」


そう・・・初めて名前を呼ばれた私は、驚いて振り向くと


「今度は三味線だけじゃなく、色気も教わって来い」

そう言うとニヤリとした。



その言葉に、一瞬なんの事を言っているのかと思ったが・・・


この部屋に入ったときの事を言われているのだとわかると、自ら口付けてしまったことを思い出して顔が真っ赤になる。


と同時に、からかわれているのだと思うと腹が立った。



「すっ、すいませんねっ!!!色気が無くてっ!!どーせ、色気なんてないガキですよっ!!!」


私は、そう言うとふすまを『ピシャッ!!』と音が出るほど、勢い良く閉めて廊下を走った。



私が勢い良く出て行った後、高杉さんが


ククッと楽しげに笑った事など私の知る由も無い。












それから、数日後。


私は、また街のはずれにある藤棚にきていた。



「いつ見てもきれいだな・・・」

絢爛と咲く薄紫の藤の花に『ほうっ』とため息がでる。



けれど、そろそろ帰らねばならないと思い腰を上げる。これ以上、遅くなれば太夫が心配するだろう。


それでなくても、ここ最近、物騒なニュースが多い。


昨日だって、政府の官僚やお役人、警察幹部などを狙って襲撃を受けているとテレビのニュースでも流れていた。

襲撃を受けた役人や官僚の中には、この花街に出入りしていた人も混じっているようで、街のみんなも心なしかピリピリとした雰囲気が漂っている。




手に持っていた巾着をブンブンと振り回しながら、私は早足で帰り道を急ぐ。



ちょうど路地に差し掛かったそのとき。かすかな物音が耳に入る。




『なんだろ?猫かな・・・』


私は、猫だったら持っていたおやつを少しあげようと、巾着に開く用意をしながら横道を『そおっ』と覗くと






「ヒィッ!?」


そこには、おびただしい量の血とその血溜りに横たわる男の人。

私は、あまりの光景に声が出ない。がくがくっと膝が震える。



とそのとき、私の足元に影が伸びた。明らかに自分のものではないその影・・・





「ッ!?」


驚いた私が慌てて後ろを振り返ろうとした、その瞬間。

首に鋭い感触とチクリとした痛み。そして視線を落とせば、私の首元に刀がギラリと光る。



私の頭に一瞬、昨日のニュースが横切る。


『 殺 さ れ る 』 そう思った瞬間、私の思いを裏切らない言葉が頭上から聞こえた。




「騒げ ば 殺 す、お ま ・・・


私にそう言いかけた男の言葉が途中で途切れる。そして、首元から徐々に離れる刀。




「・・・?」



何がどうなっているのか、後ろを振り向いたそのとき。

振り向いた私の目の前で・・・。



見知らぬ男は上半身と下半身がズズズッとずれたかと思うと、

血飛沫を吹き上げ、ドサッという音と共に2つの影を作った。




その後ろには、見慣れた紫の着物と振り上げられた白刃。


そのあまりに凄惨な光景に頭の中が真っ白になる。




「いやァアア・・・ッ!?」


そう叫びかけた私の身体が急に引き寄せられたかと思うと、私の悲鳴は高杉さんの唇に飲み込まれた



「んんっ・・・んーー!!んんっーーー!!!」

突然の事に何度も、高杉さんの胸を叩くけれど。決して、私を強く抱き締めた腕が緩むことはない



「んんっ、 はぁ はぁ・・・んっ」





「はぁ、くっ・・・く る しっ はぁ」




息継ぎすることも許さないほどの口付けに、苦しさで頬には涙が一筋流れ、頭は朦朧とする。

そんな頃合を見計らってか、ようやく開放されると今度は手で口をふさがれ、身体ごと壁に押し付けられた。




「騒ぐな・・・いいか?」


声の出せない私はコクコクと頷くしかできない。

私が、素直に頷いたのを見るとそっと口をふさいでいた手をはずしてくれた。



「ここで見たことは忘れろ。おめぇは何も見ちゃいねぇ。」


目の前で起きている事が信じられなくて・・・私はただ、頷くしかなかった。


目の焦点があっていない私をみると高杉さんは チッと舌打ちし、私の耳元に顔を寄せる。普段ならビクンっとするところだが、今の私にはそれすら反応できない。




「葵、俺が怖いか?」


私の耳元で、初めて聞くような優しい声音でそうささやく

その問いに、私は自分を取り戻す。


勢い良く、横に首を振ると



「助けてくれたんだもん、怖くなんか な い。」



高杉さんの目だけを真っ直ぐ見て、私はそう答えた。他の物が目に入れば・・・多分、叫び出してしまう。

だから、高杉さんしか見ない。高杉さんだけを見ていれば・・・不思議と怖くはなかった。


私の答えに、高杉さんの瞳が少しゆれた事など、私に気がつくはずもない。




私がそう答えると、高杉さんは薄く笑いを浮かべ


「上出来だ」

そう言うと、私の手を掴み抱き寄せた。



「目をつぶれ、俺が行けといったら・・・振り向かずに楼まで走って帰れ」


私は、そう言われるがままに目をつぶる。


手を引かれ、何歩歩いただろうか




「行け」

っと小さく耳元で声が聞こえ、背を押される


私は・・・後ろを振り向きたい気持ちに駆られながら、楼までもつれる足で必死に走った。






*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


今日は、ちょっとグロかったかな・・・血のシーンが大目です。


まだまだ、お話は続きます♪




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