KAGEROU
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銀魂 夢小説 『華、手折る頃 6』(高杉メイン) 2009/05/22(Fri) 13:07:23
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やっと書きあがりました?出来立てのホヤホヤです。

私は冷や冷やしながら書いてますけど(/TДT)/


最近、漢字の変換がおかしなことになってきてます。小説書いてるからだと思いますが・・・

神とか新って打ちたいのに『晋』ってでたり・・・鎖って打ったら『腐り』ってでたりします。


きっと、私じゃくてパソが腐ってんだな、こりゃ。


では、続きをどうぞ^^


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

初めての方は、1話から読んでくださると嬉しいです。



高杉side ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



葵は、泣き疲れたのか、その腕の中で、スヤスヤと眠り始めた。

起こさぬようにそっと髪を束ねていた紐を解き、優しく・・・頭を撫でながら髪をすく。



「手間のかかるやつだ」


黙ってしまった葵を見て、つい抱き締めてしまったが・・・
思えば、こんな風に子どものように泣きつかれたことなど初めてだ。



 『初めは、つまらんガキだと思ったんだがな・・・』



気が強いところもあるかと思えば、無防備に子どものように泣いたり、そうかと思えば嬉しそうに笑ったり。そして・・・口付けたその顔は、今まで抱いた女とは比べ物にならないほどに艶がある。


初見世までは抱いてはならないという花街のルールがある以上、手こそつけなかったが・・・。





花街で育ったという割りには、男の影など微塵も感じられない。


だからこそ、少しづつ慣れさせてきたのだ。



「まぁ、それも後少しだが」


そう呟いたそのとき、廊下を歩く衣擦れの音が聞こえた。その音が、ちょうど部屋の前で止まる。


俺は腕の中で眠る葵の額にそっと口付けると、その頭を畳の上におき、静かに立ち上がると戸の前に立つ。



「ちょいとお話が・・・」

俺が戸を開けるとそこには、吉野の姿。



「わかった」


俺がそう短く告げると、吉野は先に自室へと歩き出した。少し遅れて、俺は吉野の部屋へと向かった。




部屋に着くと、吉野は何も言わず茶を入れる。夜更けに前触れもなく訪れた吉野に俺は尋ねた。



「俺が、あいつを抱いているとは思わなかったのか?」



「そんなことするような人に、あの子をお願いするとお思いで?」

そう言いながらクスクス笑うと



「手出してるかどうかなんて、見りゃわかります。特にあの子はね。」

湯のみをこちらに差し出しながらそう言った。遊女らしいもっともな意見だと納得してしまう。


葵のことだ・・・全部顔に出てしまうのだろう。だからこそ、見ていて飽きないのだが。



そう考えていると、突然吉野が向き直り、頭を深く下げた。



「先日は、葵を助けて下さりありがとうございます。」

その一言で、先日の花街での幕吏殺しの一件だとわかる。



「ああ、気にするな。下っ端には、頭の悪い奴も多いんでな・・・すまねぇな」


と俺が軽く謝罪の言葉を口にすると・・・吉野は驚いた顔で、


「高杉さんが謝る事なんてあるんですね・・・」


「どういう意味だ」

そう言いながら、俺が睨む。
普通なら、それだけで動けなくなる奴らも多いというのに・・・



「別にィ、やっぱりあなたに葵をお願いしてよかったなぁって思っただけですよ」

そう意味深にニヤリとすると



「ねっ、最初に言ったとおりになったでしょ。あの子、いいでしょう?」


と言った。葵といい、吉野といい・・・
遊女らしくない奴らだ。俺にこびる事も、恐れる事も無い。


ふと・・・葵が成長した姿を吉野に重ねてしまう。すると、知らぬうちにため息をついていたようで



「ため息つくと幸せが逃げちゃいますよ」




「・・・話はそれだけか」


「まさかっ、本題は今からですよ」


「だろうな、じゃねぇなら斬ってるところだ」


そう言う俺に、吉野はクスクス笑いながら話はじめた。








一通り、話終わり俺は吉野の部屋を出ようとしたその時。



 「高杉さん、もう一つの条件も・・・必ず守ってくださいね」


そう吉野から声をかけられた。俺は、返事をする代わりに右手をあげ戸を閉めた。


葵の元へと向かう、その頭によぎるのは・・・最初に吉野と交わした2つの条件。

そして、そのとき吉野が口にしたその言葉。






「きっと、葵のこと好きになりますよ」







葵side☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*




「私・・・寝ちゃったんだ」


高杉さんに抱き締められながら、その腕の中で子どものように泣いてしまった・・・そこまでは覚えているのだけれど。


部屋を見回しても高杉さんの姿は見当たらない。



「高杉さん・・・」

帰ってしまったのだろうか・・・私は不安になり、そう呟く。


とはらりと肩に流れる髪に、束ねていた紐が解けていることに気がついた。



 『髪なんて解いたっけ?』


そう思いながらも、束ねていた紐を捜すけれど見当たらない。行灯も消してある為、私は部屋の戸を開け、廊下から差し込むわずかな灯りで部屋を探すけれど、やはり見当たらなかった。



「まぁ、いっか・・・」


髪の紐よりも今は・・・っと考えていた私は 『 もしかして・・・』 と思いつく。


高杉さんは太夫のところにいるのではないかと。







私は、寝静まる楼の廊下を足音をさせぬようにゆっくりと歩き、太夫の部屋へと向かう。


私は、太夫の部屋の側まで来ると・・・立ち止まってしまう。


頭をよぎるのは男女のそれ。
今まで2人のそんな様子は全く見たことが無かったけれど・・・時間が時間だけに、万が一にも、太夫と高杉さんがと考えるとなかなか戸を叩く気になれなかった。


とはいえ高杉さんが部屋にいるとも限らないわけなのだけれど。



そんな事を思うと廊下でじっとしてまう。

すると、部屋からはかすかに太夫と・・・高杉さんの話し声が聞こえた。太夫の笑い声が聞こえる事から、安心した私が戸を叩こうとしたそのとき。




 「で、時間と場所は?」


 「明日の夕刻。そうね、17時半ごろってとこかしら。場所は四条の料亭、菊井。いいご身分よね。」


 「クククッ、まあ、それも・・・明日で最後だろうよ」


 「・・・」



 「ところで・・・祭が終わったらどうするんです?」



 「江戸へでも・・・行くしかあるめぇ」






「っ!?」


その言葉に、私は愕然とする。 高杉さんが・・・いなくなる。


そう思うと目の前が暗くなって、崩れ落ちそうだった。もう、逢えなくなる・・・



涙が頬を伝って流れ落ちるのも気がつかなかった。


ただ、信じられなくて・・・



そのまま私は戸を叩く事もできず、部屋へと引き返した。

突然の事で・・・ショックが大きすぎて言葉も出ない。



部屋につくと寝てしまったときと同じようにコロンと横になる。


ただ違うのは・・・静かに、ただ静かに次から次へと涙があふれてくるということ。

とそのとき、廊下がきしむ音が聞こえる。


私は、その音にハッとすると着物の裾で、涙をゴシゴシふき取った。



そのまま、横になっていると廊下のきしむ音が部屋の前で止まり、戸が開く。

廊下の弱い明かりに、部屋に薄い影ができる。その影の形だけでも・・・愛しい人だとわかる。


それを見た瞬間、私はあふれそうな涙と嗚咽をこらえるので精一杯だった。




高杉さんは、私を気遣ってだろうか、そっと静かに部屋に入ると・・・

私のすぐ後ろにゴロリと横になり、私寝てしまったときと同じように後ろから抱き締めてくれた。



私はその腕の温かさを忘れたくなくて・・・。寝た振りをしながら、すがりついた。



行かないで欲しい・・・私を置いて行かないで・・・そう叫びたかった。

けれど、この花街は・・・そんな願いが叶う街ではない。







いつの間に寝てしまったのだろうか、気がつけば朝になっていた。


あれほど、ショックだったのに・・・腕の温かさが心地よくていつの間にか眠ってしまっていた。

けれど、今はすぐ後ろにあったはずの温もりが無いことに・・・



「たっ」

私は慌てて、高杉さんの名を呼ぼうとしたそのとき。



「どうした?」


窓の燦に腰をかけた高杉さんが、煙草をくゆらせながらこちらを向く。

泣き腫れた目に、差し込む朝日がまぶしくて。昨夜の雨が上がった事を知らせる。





「雨・・・止んだんですね」


「ああ、そうだな」

そう言いながら、ふうっと煙を吐くと白い煙が窓から天に消え上っていく。


私がそれ以上、何も言えないでいると煙管を置いた高杉さんがこちらへ近づいてきた。




「お前のだろう」


そう言うと、手に持っていたのは髪を束ねていた紐。



こくんっと私が頷くと、高杉さんは私の後ろに回り、私の髪をまとめ持ち上げる。
男の人に髪を触られる事など初めてで・・・


緊張からか、高杉さんの長い指が私の髪を梳くたびにゾクっとする。

すると、突然あらわになったうなじにツウっと舌が這わされた。


「ひぁっ、やぁ んっ」


その感覚に・・・背筋がゾクリと震え、私の口から甘い声が発せられる。
自分の声に驚いた私は、慌てて手で口を覆った。


そんな私の様子に、高杉さんはククっと笑うと、器用に髪をまとめ、紐で結わえた。



終わった様子に私は 『 動いてもいいのだろうか 』と考えていると



「もう、動いてもかまわん。動けるならな・・・」

耳元でそう低く囁かれると耳たぶを軽く甘噛みされる



「やぁっ  ん  くぅっ」

手で覆ってもなお・・・もれる甘い声。

すると突然、口を覆っていた手を捕まれたかと思うと代わりに唇で防がれる。



「はぁっ 、んんっ」


絡みあう音が、吐息が、全てが愛おしくて、

何度も重ねられる唇に、『 これが最後になるのかもしれない 』 そう思うと、涙が零れ落ちる。




どれ位そうしていたのだろうか、私の息が上がる頃、そっと唇が離された。



「はぁっ、はぁ、  ふぇっ・・・」


私は、流れる涙を止めることができなくて、そんな私を見た高杉さんは、




「何を泣く事がある?」


私の頬に流れる涙を、優しく指でぬぐいながらそう尋ねてくれた。

けれど、昨夜の事を・・・仮にもお客様の話を立ち聞きしてしまったなどと言える筈もない。

言えたとして・・・『置いていかないで』と懇願したところで、そんな願いが叶うはずもない。



「なんでも・・ないです」 俯いて、そう答えると



「・・・そうか。」

そう短く返事をすると、立ち上がり、部屋の隅に置いていた刀を腰に差す。

高杉さんのそんな様子に



『このまま、逢えなくなるかもしれない 』


私はそう思うと、反射的に高杉さんの袖を引っ張っていた。

ぎゅっと掴んで・・・離したくなかった。



泣いている理由も言わない、けれど駄々っ子のように俯いて袖を離さない・・・
そんな私の様子に、軽くため息をつくと


「外まで送れ」


そう言うと廊下を歩き出した。

私は、袖を掴んだまま後ろを付いて歩く。まるで、子どものように。




何人かの姉様にその姿を見られたけれど・・・皆、何か微笑ましいものを見るようにニヤリとしている。

さすがの高杉さんも全員を睨む気にはなれないようで、なかば諦めた様相。



外に出ると、昨夜の雨が嘘のように蒼く晴れた空が広がり、地面の水溜りがキラキラと時折、眩しいほどに煌く。



「おい・・・いつまで掴んでるつ」

高杉さんのその言葉を聴きたくないとばかりに、私は


「もう、ちょっと・・・でいいです」


そう、高杉さんが言いかけた言葉を遮る様に言うと




「しょうがねぇ、ガキだな・・・」


そう言った高杉さんの表情が、言葉とは反対にとても優しくて見とれてしまう。






そうして、しばらく歩いた頃、大門が目に入った。



『 私はここから先に・・・出ることはできない 』



私が俯き、立ち止まると・・・袖を掴まれている高杉さんも必然的に立ち止まるしかないわけで。

そんな私の様子を見た高杉さんが




「おい、葵。祭は好きか?」


「祭って・・・葵祭ですか?」


突然の高杉さんの言葉に驚いた私が、顔を上げると・・・高杉さんが大門に貼ってある葵祭を知らせる張り紙を見ながら言う。



「街から・・・出たことないから見たことないし・・・行ったこと無いです。最後に上がる花火は・・・楼の上からちょっとだけ見えたことありますけど。」




「今年は・・・この街でも様子がわかるぐれぇ、騒々しい祭になるだろうよ。最後まで見とけよ」


そう言うと、私の頭を撫でる。私は・・・それを合図に、袖を掴んでいた手を離した。



それ以上、何も言わず高杉さんは歩きだす。

私は、零れ落ちそうな涙をグッと我慢しながら・・・大門に消える高杉さんを見送った。





姿が見えなくなっても・・・私は、立ち尽くすしかなかった。


葵祭、それは私の初見世の翌日。他の男に抱かれた翌日なのだから。



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


どうだったでしょうか?ヽ(;´ω`)ノ


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