KAGEROU
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銀魂 夢小説 『華、手折る頃 20』(高杉メイン) 2010/01/12(Tue) 16:45:14
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<葵side>

ようやく、青々と葉の茂る藤棚にたどりつく。

元々静かなその場所に、うるさい程に聞こえる自分の鼓動と乱れた呼吸。

上がる息を抑えようと、大きく肩で息をしながらも・・・
たどり着いたその場所には自分しかいないのだと、改めて気付かされる。


落ち込みそうになる自分を奮い立たせるように

『大丈夫、これで・・・最後なんだから。きっと、会える・・・』


そう呟き、しっかりしろとばかりに頬をパチンっと両手で叩いた。




その直後、遠くで花火の上がる音が聞こえた。

思わず、音のした方向を見やると、時折、高く上がった花火の断片がかすかに屋根と屋根の間から見える。

しばらくすると夏の夜の匂いとともに、火薬の匂いが風に乗って鼻をくすぐった。


何事も起こらないのだろうかと・・・そう思いはじめていたその時。



先ほどまで上がっていた花火の音よりもはるかに大きいその音。

突然のことに何事かと空を見上げれば大輪の華が頭上高くに花開く。



それは、まるで降り注ぐ星のごとくキラキラと。



「・・・すご い」

あまりの見事さに言葉を失う。次から次へと上がる花火は本当に美しくて。


気付けば私の頬を、一筋の涙伝い落ちた。

これを・・・高杉さんはこれを私に見せたかったのだろうか。



そう思うだけで胸がぎゅっと捕まれたようで。



そんな思いで空を見つめていると、先ほどまでの花火の音とは異なる凄まじい爆発音。

「うわっ!?」

あまりの音に瞬間的に目と耳をふさいだ私。



一体、何が起きたのか?そう、慌てて空を見上げると、そこにはもうもうと煙を上げる一つの船。



「まさか・・・あそこに・・・・」


事態がつかめない私は、じっと見つめることしか出来なくて、震えそうになるその手をぎゅっと握り締めた。


あの場所に高杉さんがいるのかもしれないと思うと・・・

自分の心臓の音が身体中に響く。大変な事件を起こしているのはわかっている。
けれど、私はそんなことよりも、ただ、高杉さんのことが心配で・・・。



そんな中、私の不安も他所に2度目の爆発音が京の街中に響き渡った。


そして、私のその目にうつるのは、まるでスローモーションのように・・・
一つの戦艦が火を上げながら、落ちてゆく姿。


次の瞬間、開いた大輪の華に空が鮮やかに染まる。

落ちていく戦艦など、一瞬忘れてしまうほどの美しさ。
今までの花火とは比べようにない、その巨大な華はゆっくりと・・・

その数千もの筋を垂れ下げて、その姿は巨大な藤の花のごとく。




その華が消える頃、火に包まれた戦艦が街中に響き渡る大きな音とともに地に落ちた。

その瞬間、停電したのか辺りは一瞬にして暗闇に。
そして街灯の代わりにあちらこちらから上がる火の手で空が紅色に染まる。


悲鳴や早く逃げろと声が聞こえ、とるもとりあえず、足早に荷物を抱えていく人々。


大変なことが起きているのはわかっている。

だけど・・・私はその場から動けない。



藤棚の前で立ち尽くした私に後ろから叫び声が聞こえた。
その声に、振り向くと・・・秘め事の最中だったのか、着物も着崩れた一人の姉さんが走りながら私に叫んだ。

「あんた、そんなとこにいたら焼け死んじまうよっ!!早く逃げなっ!!!」


そう叫ぶと、そばにいた客に手を弾かれ走り去る。


走り去ったその空を見上げると、楼の方角が赤く染まり、火の粉が舞う。

それを見た瞬間、私の中で太夫の顔が横切った。



「太夫っ!」

私は、そう叫ぶとその場から走り出す。


ぼうっと呆けている場合じゃない、そんな余裕はないというのに。

大通りに飛び出そうとした、その時。


「きゃっ!」


突然、手首を捕まれた衝撃でよろける。

ひっくり返ると思ったその身体は、地面に転がることはなくて。


気付けば、見覚えのある着物に包まれていた。



その着物に・・・その温かさに・・・


私は、声にならない声をあげて、飛びついた。



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本当に久しぶりの小説更新です!!

こんな小説でも楽しみにしてくれている方がいらっしゃるのが本当に励みになりました。

応援してくれたり、温かい言葉をかけて下さった方本当にありがとう。

なんとか生きてます♪

後ほど、近況やコメント返信などさせていただきます?
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コメント
Re: うわうわうわ!!
ウメ様、コメントありがとうございますー(≧∇≦)

本当、お久しぶりの更新で申し訳ないです@@
そして、やっと続きがだせて自分でもホッとしております^^;

こんなに長くお待たせしてしまったのに、それでも読んで頂けるなんて嬉しい限りです!

続きも早めに出せるようマイペースで頑張りますね^^
2010/01/14(木) 01:58:31 | URL | plum #-[ 編集 ]
Re: 待ってたよーwww
シーナたん、コメントありがとう(≧∇≦)

やっと、続きが載せられて一安心だよー^^;
ここに戻ってこれたのも、シーナたんのおかげだよwいつも本当にありがとう^^

今年こそは、ぼちぼち更新できるよう頑張って時間作らなきゃだw

シーナたんも忙しいと思うけど無理しちゃだめだよー^^
特に気を使いすぎちゃダメだよw

お互いマイペースでがんばろうねー^^
2010/01/14(木) 01:52:13 | URL | plum #-[ 編集 ]
Re: 待っていましたよ!
nozomi様、いつもコメントありがとうございますうぅ(≧∇≦)

今年こそはなんとかちょこちょこと更新していきたいなーっと^^;
ものっそい長くなってしまったのに、ずうっと温かく見守って下さって本当に本当にありがとうございます!

これからも、ぼちぼちと更新頑張ります(≧∇≦)

また、遊びに行きますね^^
2010/01/14(木) 01:46:24 | URL | plum #-[ 編集 ]
うわうわうわ!!
お久しぶりです^^
お元気そうでなによりですぅ(≧∀≦)

続きが!!気になります!!!
葵ちゃんと見慣れた着物がぁ~どうするんだぁ~
なんて、やや興奮気味です(///)

のぞみさんとsheenaさんのおっしゃってますが、マイペースで更新なさってくださいね!
続き待ってまーす♪
2010/01/13(水) 17:55:35 | URL | ウメ #-[ 編集 ]
待ってたよーwww
やほやほやほー!(≧▽≦)/
小説もすっごい楽しみだったけど
プラたんが落ち着いてここに来てくれたのがなにより嬉しいよ~v-343

続きが気になるv
着物が出てきただけでドキドキだ…(//∀//)(笑)
続きが早く読みたいけど のぞみさんもおっしゃってるようにマイペースでねー(*^^*)
2010/01/12(火) 23:55:16 | URL | sheena #XT8wK/aQ[ 編集 ]
待っていましたよ!
お元気そうで何よりですv-341

小説、ものすごーーーく、楽しみですよっ!
葵ちゃんの行く末を心配する親のごとくですよっ!

でも、マイペースでいってくださいね♪
2010/01/12(火) 18:49:12 | URL | のぞみ #0p.X0ixo[ 編集 ]
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